■脳や自我について

こんにちは 出嶌達也です。

音の研究はゆっくりですが順調に進んでいます。
今日は、僕が脳や自我についてどう考えているかを
皆さんと共有したいため以下に内容を書きました。

いろんな方が脳や自我について研究をされていると思います。
以下に書いたことが実際に解明されていくことを期待しています。
僕の閃きがなにかのお役にたてば幸いです。

■記憶について
脳はスイッチとアンプと遅延回路によって接続された神経の回路と考えることができる。
この神経回路は素粒子が生まれる以前の「ゆらぎのメカニズム(主にカオス)」から
はじまり、長い年月を経て進化してきたものである。

この神経回路は、内外の励起信号によって局所的に接続が変化していく。
神経回路の接続のされ方により多様な情報記録が行える。
(つながり方で記憶し、その状態は局所信号よりアトラクタとして観測可能)

その局所的な神経回路群(ニューロンクラスター)
が活性化(信号が活発化)することで
行き来する信号レベルが上がり、記憶信号が生成される。
この信号は神経回路の接続形状に支配され、
局所的に観察すると非常に高い周波数かつ
複雑な波形を生成する。’(これをドライブ状態または
アクティブ状態と呼び、その逆をアイドリング状態と呼ぶ)
(例;リバーブのタップの仕組みかつ高い周波数)

また「ハブ構造」のようになっている多くの神経が集まる接続部分では
各神経からの信号が集まり大きな信号となる。

そして別の神経回路をドライブ状態にするための
励起信号として使用される。

局所的にドライブ状態となった神経回路の周辺は
クロストークの影響を受け、わずかに遅れてアクティブ
となる。(接続が密となっている神経回路も同様)

■自我について
励起を担う信号が、励起される神経回路の形に
略一致すればするほど、励起信号は有効に
その神経回路をアクティブにする。そうでない信号は
減衰する。アクティブ度合いが所定値をこえると
やがて「ハブ」の部分は「ゲート」が開くように
その神経回路の外へと波形を送り出す。

このようにして、励起信号に関連の強い神経回路が
次々とアクティブとなっていく状態が繰り返されている。

このような移動メカニズムによってドライブ部分が
別の部位に高速で移動し切りかわっていく。

この切り替わりスピードはほぼ一定である。
このため、CPUの動作クロックのようは役割も果たす。
体調によってこの切り替わり速度は変化し、
絶対音感がずれるのはそのせいである。

■ドライブ状態となっている神経回路が
高速に切り替わっていく。
つまり記憶の切り替わりが高速に行われる。
この記憶の高速な切り替わりによって
場面が変化していくときに出現するする
残像のような現象そのものが自我である。

■自我に芽生える概念について

まず自我は、自我に気がつかず
ただ生きようとする。

やがてその自我は自分自身の存在に気付く。
そして自分を守ろうとする。

やがて自我は他人の存在に気付き、
「群れの概念」に気付く。

やがて自我は、「所有・分配」に気付き、
「活用の概念」に気付く。

やがて自我は、「自ら生み・創りだすこと」によって
「進化の概念」に気付く。

やがて自我は「なぜ自我があるか」に気付き
「人間の目的」に気付く。

■僕の日記に最後までお付き合いくださいまして
ありがとうございました!

追記;脳神経伝達は、音のように神経を伝わるわけではなく、実際は低い電位が数珠つなぎのように伝搬していきます。2012年のこの私の記事では所定時間内のパルスの密度ととらえれば、この考え方はおおむね間違いではないかと考えています。